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東日本大震災から13年 小学校で避難訓練や追悼集会

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東日本大震災から十三年。 市内の小学校では十一日、 各校で避難訓練や防災講話などが行われた。
このうち長沼小では滝防災公園などで東日本大震災追悼集会を開いた。
震災による藤沼湖決壊から十三年の節目を迎え、 滝・北町地区を襲った藤沼湖ダムの決壊による 「陸の津波」 の記憶を後世に伝えるため、 全校生徒ら約八十人が参加した。
はじめに同校体育館でスライドショーを通して震災の記録やダムの決壊にかかわる説明が行われた。
続いて慰霊碑に移動し、 生徒らは真剣な面持ちで慰霊碑の前に立ち、 鎮魂の意を表した。
河原田哲哉校長が 「十三年が経ち普段の何気ない生活を取り戻しているが、 震災で亡くなられた人達の思いをしっかりと受けとめて未来に繋いでいきたい」 と話した。
須一小は、 同校で震災を考える日として避難訓練などを行った。
大きな地震発生を想定し、 全校児童が教諭の指示に従い素早く校庭へ避難した。 避難訓練後の放送集会では、 菅野哲哉校長が東日本大震災時倒壊した校舎などの様子をスライドで振り返り説明、 「いつ起こるか分からない自然災害、 日頃の準備が大切で、 自分の命は自分で守れるように、 支えられている人への感謝の気持ちを忘れず、 今苦しんでいる人の気持ちに寄り添うことを約束してほしい」 と話した。
震災が発生した午後二時四十六分に全員で一分間の黙とうを捧げた。 児童らは、 訓練を通して防災に対する意識を高め、 震災に理解を深めた。

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