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天栄村重要文化財に指定 青龍寺観音堂の奉納幕

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天栄村文化財保護審議会は十九日、 村重要文化財に牧之内地内の 「青龍寺観音堂の奉納幕」 を指定するように村教委に答申した。
高野卓樹委員長らが訪れ、 長場壮夫教育長に指定理由書が手渡
された。
村教委は二十一日の定例会で指定を決めた後、 二月下旬頃に告示する。
奉納幕は堂内に保管されていたもので大きさは縦一㍍五十三㌢、 横八㍍七十㌢で約四百頭の馬が描かれており、 このうち約二百頭には馬主や地域名が墨書きされている。
青龍寺は馬の安産や良い馬が育つなどの御利益があることから百七十三年前の江戸時代末期、 嘉永五年に奉納されたもので幕に描かれた地名には当時、 白河藩の重要な産業となる産馬や馬の競り市とゆかりの深い村内牧之内、 上松本、 大里をはじめ、 長沼地区の下江花、 勢至堂、 白河市大信地区の上小屋、 原町などが確認でき、 県内の馬産地として栄えた三春町や相馬地方でも見られない貴重な幕。
毎年旧暦六月十五日に行われている 「縁日」 で観音堂の入り口に張り出され参拝者にお披露目されている。

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